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帯広広小路商店街01街区北
帯広広小路商店街01街区南
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帯広広小路商店街02街区南
帯広広小路商店街03街区北
帯広広小路商店街03街区南
帯広広小路商店街04街区北
帯広広小路商店街04街区南
活性化事業
帯広広小路商店街の歴史

広小路は大通りと西2条を繋ぐ形で、大正9年ころから通りの中央に120軒ほどの露天が立ち並び、「夜店通り」の名でたくさんの人が集まり賑わっていました。
昭和2年ころ、商店街らしい名前をつけようと検討し、東京上野の「広小路」を真似、名前が付けられました。
広小路の露天は、昭和5年ころにテント張りの屋根で営業していました。昭和21年秋に、帯広戦災者連盟が引揚者や内地戦災者生計の道を与えるため、関係機関了解のもと「新興マーケット」の名称で設立され、木綿糸、セトモノ、ローソク、鍋や釜、青果物、菓子、古着や軍の放出品等が並んだ露天が誕生しました。やがて、品物も豊富になり、賑わいを見せるようになり、昭和25年には、衣料品、食料品をおく店や食堂、小料理屋まで営業し137軒までになっていました。いくつかのマーケットも次々と誕生していきましたが、世の中が、落ち着くと共にマーケット人気も陰りが出、飲食店中心に変わっていき、昭和27年以降、防火や衛生上の観点から、帯広市当局の撤去勧告などによって、そのほとんどが姿を消すことになります。
昭和27年12月24日、広小路1区北側の中央市場から出火し、8棟36世帯が消失。これを機に、翌昭和28年7月31日、路上マーケットを撤去し周辺商店の新装開店が進むようになりました。マーケットが無くなり、広い道になったため日当たりがよくなりすぎ、日除けのための木造の「ひさし」をつける商店が増えてきました。これが、第一次のアーケードのはしりになりました。また、同じ時期に、広小路の発展のために検討され、七夕飾りが作られ、昭和30年、第1回七夕祭りが始まりました。
商店街のアーケードとして、一体型に鉄骨造建築物となったのは、昭和33・34年ころです。アーケードの下には蛍光灯が付き、当時としては近代的な建築物だったと思います。鉄骨や屋根材もさほど頑丈なものではなく、昭和46年2月、大雪に見舞われ一部が崩壊。大通り北側でも同様にアーケードがつぶれ、昭和47年、第3次アーケードが完成することになります。
昭和49年3月、広小路アーケード全面改修にあたって「帯広広小路商店街近代化計画案」が策定されました。「一つの街を新しく創り出そう、よみがえらせようとする時それを創り出していく側と、その街に集まりくるあらゆる市民(住民)との望みが調和し共感してこそ、その効果が高いものとなる。」です。
  1. 街をつくることは、店をつくること
  2. 店をつくることは、人を引きつけること
  3. 人を引きつけることは、街の発展を導くこと
そして、広小路商店街を特色付けるものとして
  1. 専門店街として誇りのある街
  2. 街をシンボライズするゾーン
  3. 青空に映える緑豊かな街
  4. 憩いと健康を感じられる街
これらの事柄を基本的な考えとしました。
昭和50年から、他都市商店街等の先進地視察、近代化計画の打ち合わせ、関係機関とのヒアリングなどを重ね、昭和54年9月8日起工式。昭和55年4月26日、1期工事完成しプレオープン。昭和55年10月26日、2期工事も完成し、本オープンとなりました。
交通規制は、午前11時から午後8時まで車両通行止め、他の時間帯には車両対面通行で最高速度20km制限となりました。毎日が歩行者天国に、人間優先のショッピングゾーンが誕生しました。七夕まつりについても、全蓋アーケードになり雨の心配が無くなったことで、期間中を通して七夕飾りを飾られるようになりました。そのほか、帯広市主催イベントや市民参加型イベント等、様々な催しが開催されるようにもなりました。
完成から6年後の昭和60年、帯広の若手建築家集団「風土と建築を考える会」から、広小路アーケード内の空間をもっと賑やかに改善しようと、町並み改修案が提案されます。一方通行にし、歩道と車道の段差をなくし、ベンチを置き、花壇や植栽で緑溢れる場に。4つの街区に「風・水・音・光」のモニュメントを設置。広小路ショッピングモールとして、帯広市最初の街路整備事業が着工します。そして、昭和62年10月8日リニューアルオープンとなります。
昭和55年オープンした、広小路アーケードも老朽化が伴い、中が薄暗くなったり、雨漏りがするなどの問題が発生するようになり、アーケードの整備が帯広市中心部の課題の一つに上げられる様になり、帯広広小路商店街振興組合が、国を帯広市の補助を受け改修工事を行いました。
平成23年11月29日に改修工事が完了し、屋根材の張替、内部の塗装も一新され、見違えるように明るくなりました。合わせて、アーケード内にデジタルサイネージを設置し商店街の情報発信や帯広市から提供される市政情報を発信することになります。平成23年12月17日には、リニューアル記念セレモニーが開催されました。

マコトヤ